【事例7】自社リソースを活用し「手元現金の安定化」を実現したWEB製作会社

1.背景

個人事業主でWEB製作やデザインを中心に年商2,000万円。借入金はありません。
競合が多く、単価競争に巻き込まれていて、受注が増えるごとに利益を圧迫している状態が続いていました。銀行借入はありませんが、知人からの貸付金が500万円。

返済を早急に迫られているわけではありませんでしたが、できるだけ短期で安定したビジネスを構築する必要がありました。

2.対策

状況を踏まえ、ご提案した対策は2つです。

2−1.新規ビジネスの立ち上げ

外部との連携による「動画コンテンツ製作」の展開を提案しました。

動画コンテンツ作りのノウハウがないので、製作は提携先に依頼。自社は集客を分担し、機能構築するために、新規にWEBサイトを立ち上げました。

WEBコンテンツは、「アクセスを集める動画コンテンツの作りかた」をメインに集客用の記事を継続してアップ。月間で約3万PVのアクセスを集めるに至りました。(コンテンツ経由で受注した収益を一定の割合で分配)

十分な収益はまだ実現していませんが、カテゴリーを「動画」に絞ることで差別化ができつつあります。

2−2.財務面の見直し

2−2−1.財務リストラ

月額8万円で賃貸しているオフィスを解約し、バーチャルオフィスへ切り替えました。
これによって年間約90万円の手元キャッシュが増えました。(通常業務の打ち合わせは依頼先かまたは近くのカフェが中心だったため、業務のみであれば自宅で十分と判断)

また、月額3万円で依頼していた税理士を解約し、経理処理をクラウド系に切り替え。合計で年間100万円以上のキャッシュ増加を実現しました。

2−2−2.事業リストラ

WEB製作の案件ごとに収益性と作業時間を比較し「受注基準」を設けました。

利益パフォーマンスが高いものを選択していくことで利益率向上を図りました。結果、案件数そのものは減りましたが、営業利益ベースでは増加に転じました。

3.結果

動画コンテンツビジネスは道半ばですが、固定費と事業収益を見直したことにより手元現金の安定化を図ることができました。

動画コンテンツとは別に、製作費用を下げ、月額で運用費をもらうメニューも展開を予定しています。

個人事業主をターゲットにし、比較的作成ボリュームの小さいWEBで実施。
売上ボリュームは小さいものの、安定したキャッシュの獲得を見込んでいます。