高い利益率を安定して生み出すカフェビジネス

   

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ビジネスモデルを考えるとき、真っ先にオススメする方法が「逆張り」。
一言でいえば、「他社がやっていないこと」をやる。

なんだか聞いたような話ですが、単純に“裏返す”ということではありません。
例えば、他社が若者向けだから自社はシニア向けというように。

ただし、安易な手段を選ぶと、その「場所」は全然儲からないから誰もやっていない、
というトラップにはまる恐れがあります。

逆張りは、ターゲットとなる顧客がいてこそ、の話なのです。くれぐれもご注意を。
では、どう逆張りすればいいのか。良き事例を1つご紹介します。
 

顧客ニーズにとことん合わせる

それは「会話禁止カフェ」。

ズバリ「お一人様」前提のカフェです。

基本、2名以上で来店することをお断りしているカフェもあるぐらい会話禁止を
徹底しています。

 

会話がダメなんて、ちょっと驚きですが、

これを読んでいるあなたも、ゆっくりと落ち着いて喫茶店で過ごしたいなぁと
思うことありませんか?

 

読みたい本を携えて、どこかしかの喫茶店にふらりと一人で入る。

できれば、心地いいジャズのサウンドが静かに流れておいしいコーヒーを・・・とはそうは問屋がおろしませんよね。

大手チェーンのカフェに足を踏み入れば、こちらの気持ちなどお構いなし。

大人数のグループの騒がしい声がまるで工事中のようにあなたの耳に突き刺してきます。とても落ち着いて本など読んでられない。

どこかいい場所はないのか。
心静かに、ゆったりとした時間を過ごせる場所が。

そんな人のために生まれたのが、会話禁止カフェなのです。

 

喫茶店やカフェはだれかと話をするところ。

その肝心な「会話」を取り除く。

まさに逆張り、ですね。

 

なるほど。いいアイデアだなぁとは思うけど、ビジネスとして成り立つの?

ごもっともです。
顧客の都合に合わせるのも程度があります。

追求しすぎると、ビジネスは破綻します。

ポイントサービスをやりすぎて、資金繰りが厳しくなるように。

 

ビジネスとして成り立つのか

会話禁止カフェは儲かるのか。少し検証してみましょう。

ビジネスでは、儲ける方法として利益率か回転率かのどちらかを選びます。

お客さんはガンガン来ないけど、1回の利益が高い仕組みと、提供している商品や
サービスの利益は少ないけど、その分お客さんがどしどしやってくる仕組みの2つです。

両方、つまり利益率も高くてお客さんが・・・なんて虫のいい話はなかなかありません。
あるとすれば、グーグルくらいです。
(実現しているからこそ、あの巨大ぶりなんです)
カフェビジネスも多分に漏れません。
スタバは利益率、カフェベローチェやドトール、コンビニコーヒーなどは回転率を選んだ
モデルです。

会話禁止カフェもきちんと「利益率」を選んでいます。
1杯目のコーヒーが900円ほどの値段設定になっています。
(2杯目以降は200円)

打ち合わせスペースとして機能している「ルノアール」も1杯が高いですよね。
理屈は同じです。

ゆっくりと過ごしたい、と考えているお客さんは総じて長時間をそこで過ごします。
はなから、回転率は期待できないわけです。

 

仮にお客さんが2時間滞在した場合。

2杯めを頼むとすると、900円+200円。合計で1100円。

1時間あたりにすると、550円。なんとスタバよりも高く、ルノアールと同じ水準

になっているのです。

 

利益率だけではありません。もう一つ強みがあります。

それは、大手チェーンがマネできないこと。

大多数のお客さんはしゃべりたいでしょう。喫煙者の割合が3割を切った禁煙とはわけが違います。スタバが会話禁止!なんてなったら売上は恐ろしいほどに激減します。

大手チェーンの存在に怯えることなく、安定してビジネスを続けることができるというわけです。

 

逆張り可能はどこでも可能

逆張りはどんな分野でも考えられます。

たとえば、商店街。いろんなモノがそこで揃うというイメージですが、

これを逆張りして、ある特定のカテゴリーの商品がそれぞれのお店で購入できるという

商店街があり、見事に成功を収めているケースもあります。

 

ぜひ、御社のビジネスでも「逆張り」できないか考えてみて下さい。

安定した利益率が生み出せる金鉱脈が眠っているはずです。

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