【アイデア発想法】具体⇔抽象で見つけ出す

【アイデア発想法】具体⇔抽象で見つけ出す

具体⇔抽象トレーニングの本が売れています。

「具体⇔抽象」トレーニング
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具体と抽象を行き来することで、物事の見方が広がったり、コミュニケーションが円滑に進んだりするメリットがありますが、アイデア発想にも当然役立ちます。

私たちは無意識的に、ある特定の観点で物事を固定的に見がちです。
抽象化したり、反対に具体化することで、物事の違った面を引き出すことにつながるのです。

例えば、コロナ禍に大きな存在感を示した「一人用室内テント」。

ぼっちテント/ビーズ株式会社
https://www.bauhutte.jp/product/bt1_110_130/

 本来、テントは「室外」でアウトドアの際に使うもの。
このテントを抽象化すると「住まい」や人を保護する「シェルター」になります。

アウトドア用品ではなく、住む場所、避難する場所と捉え直すと、その対象はアウトドアをする人に限定されず、人すべてが対象に変わります。

さらに、シェルターという観点に絞り込み、逃げる場所、つまり「安心できる場所」と考えると、「自分だけの居場所」という概念を引き出すことができます。

こうした成功例は他にもあります。

1.宅配
宅配を抽象化すると、「食べる人すべて」が対象に

 mogumo(幼児食宅配)/株式会社Oxxx
https://mogumo.jp/
離乳食完了期から6歳まで専門の冷凍食品宅配。


2.将棋
将棋を「頭を使うゲーム」と抽象化すると、知育玩具に

どうぶつしょうぎ(子ども、初心者向け将棋)/任天堂株式会社
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000064727.html
駒の動かし方がわからない子ども向け将棋


3.お菓子
お菓子=子どもが食べるものから、「お菓子を食べたい人」に抽象化

オフィスグリコ(オフィス向けお菓子販売)/グリコチャネルクリエイト株式会社
https://www.glico.com/jp/shopservice/officeglico/
オフィスにいる企業人向けお菓子