【グーグルはなぜ短期間で劇的な成長したのか】成功するビジネスが持つ特性とは?
- 2016.05.10
- 発想法
- ビジネスモデル発想法
今や、グーグルで検索しない人はいないでしょう。
わからないことがあれば、「グーグル先生に聞け」という言葉もあるくらいです。
米国カリフォルニア州に本社を構えるこの世界企業の設立は、1998年。今からわずか18年前。
たった18年です。
なぜ、この短期間でこれほどの大企業になったのか。
答えは、私たちと反対のことをやっているからです。
シンプルイズベスト
結論から参りましょう。
この答えは至極単純です。
サービスを「シンプル」にした。
これだけです。ご存知のとおり、グーグルの検索画面を開くと、
「検索キーワード」を入力する四角い枠しか出ていません。
それを見た私たちが取る行動も至極シンプル。
そうです。検索したいワードを入力して、エンターキーを押すだけ。すっかり慣れてしまったので、もはや疑問を持つ余地もありませんが、ここに優れたビジネスの共通点があるのです。
グーグルは立ち食いそばと同じ
私たちが日頃利用する立ち食いそば。
実はグーグルと共通点を持っています。
それは、「単純」であること。
ほとんどのそば屋さんでは、券売機があり、食券を購入します。
購入した食券をカウンターのいる店員さんに渡す。
これで注文は完了です。
千切った半券をカウンターの上においてくれるので、間違った注文が入る心配もありません。
しばらく待つと、注文した品がカウンターの上に出てきます。
それを持って席に移動し、あとは食べるだけ。
お金は支払い済ですから、食べたあとは食器を返却台に戻すだけ。非常にシンプルですよね。
人は頭を使いたくない
スマホが普及してもっとも影響が出たと言われているのが、人の集中力です。長い文章や難解で頭を使いながら読むような情報は嫌われます。なぜなら、もっと他にわかりやすい情報が存在するからです。
わかってくれるだろう、と思うのは危険です。
理解しようと時間をかける前にさっさと違う方法を選んでしまう、それが大多数の人の行動です。
食事も同じです。
注文の仕方が面倒。これだけで敬遠されます。
手間暇がかかっても食べたい。そこでしか食べられない特別なメニューだとしたらそんなことも起こるかもしれません。
しかし、ほとんどはそうはなりません。
あなたもきっと一度や二度は経験したことがあるはずです。
店員を呼んだのに来ない、注文したものと違う、どこに座っていいのかわからないなどなど。
少しでも「えっ?どうすればいいの?」と人に感じさせたらアウトなのです。
とにかくシンプルに
あなたのビジネスがどのようなものであっても複雑さは命取りです。大学の研究論文やどこかの研究所で提出するレポートでもないかぎり、とにかく複雑さを取り除きましょう。
そのためには、人にこのビジネスがどんなものなのか、できるかぎり単純に説明してみることをオススメします。
ただ伝えるだけではなく、相手にどんな内容か、復唱してもらいましょう。そのとき、相手が返答に困るようであれば、「伝わっていない」ということ。もっと研ぎ澄ます必要があります。
もちろん説明だけではありません。立ち食いそば屋さん同様、サービス内容もです。
とにかくシンプルに。シンプルにすればするほどあなたのビジネスは飛躍的に成功へと近づきます。
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