顧客ニーズは「to do」と「to be」で洗い出す

顧客ニーズは「to do」と「to be」で洗い出す

新しいアイデアの出発点となる「顧客ニーズ」。
そのカギとなるセルフトークです。

セルフトークとは、自分の心の中でつぶやく「独り言」のこと。
私たちは、外部から刺激を受けると、経験などの記憶から出来事やモノに対して言葉を発しています。「あー、面倒くさいな」とか「いつまでかかるんだろう」のように。
このセルフトークが対象の印象を決め、紐づいた感情が引き起こされます。

例えば、「夕方に緊急会議の予定が入った」→ 「あーあ、会議か。面倒だなぁ。せっかく飲みにいく予定だったのに」→ 嫌な気分になる
といった具合です。

仕事も含めた日常生活では、数えきれないほど発生しますが、ことビジネス、つまり商品やサービスに対しては「動作(to do)」と「状態(to be)」に分類することができます。以下、一例です。

 


このセルフトークこそが、他ならぬ「顧客ニーズ」です。

例えば、「マウス」と「トラックボール」。
マウスを使い続けていると、手がつかれます。このセルフトークの解決策となったのが指を動かすトラックボールです。

 

 

使い方は至って簡単です。
「特定の商品やサービスと」と「動作(to do)」または「状態(to be)」をかけ合わせる。これだけです。

例えば、オンライン会議に欠かせないヘッドセット。
買おうと思って、家電量販店に出かけ、値段を確認したとき。

 

 

実際に販売されているヘッドセットは手頃なものが結構ありますので、あくまで例です。
買う以外の動作(to do)を順に当てはめていくことで、まだ解消されていないセルフトーク=顧客にニーズを見つけ出すことができます。