一発で通る企画の共通点
- 2024.12.04
- コラム
ありがたいことに、現在3冊の出版を抱えている。
うち、1冊はアマゾンでの予約が始まっている。
残り2冊のうち、1冊は原稿が完成しており、チェック中。
最後の1冊は、執筆中だ。
さらに別の企画を現在検討している。
思いついてしまったのだからどうしようもない。
目下、企画書を執筆中だ。
・・・
ビジネス書のハードルは低い。
小説のそれとは人神の差だ。
小説に求められるのは持って生まれたセンス、天賦の才のみである。
努力では埋まらない凡人が隔絶された世界であり、漫画、歌手、将棋、プロ野球、オリンピックなどと同じである。天才だけが集まり、その中で売れる、売れないが決まる。
ビジネス書は違う。
センスは問われない。問われるのは「企画力」だ。
小説のような才能は必要ない。
つまり、だれでも本を出すことができる。
それがビジネス書だ。
・・・
改めていうまでもなく、本も「商品」の1つである。
つまり、差別化が絶対必要だ。それが企画に相当する。・
(小説の場合、作家のセンスがそのまま差別化になる)
どうやって新しい企画を生み出すのか。
「既存」×「既存」
黄金の公式だといって差し障りないだろう。
実際、売れている本は“必ず”この公式に当てはまっている。
すでに存在する本をベースにして、どこか一部を変える。
それをコンセプトに昇華させる。
そして、企画書の最初に、この1行を書く。
これが成否を握る。
詳細は知り得ないが、テレビ番組であれ、映画であれ、CMであれ、はたまたYouTube動画であれ、1行のコンセプトで決まるのはきっと共通しているだろう。
映画「エイリアン」のリドリー・スコットは、その企画書にこう記した。
「宇宙のジョーズ」
この映画は「宇宙」×「ジョーズ」だというのだ。
どんな人でも想像できるだろう。どんな映画なのか。面白そうなのか。
その後がどうなったのかは誰もが知るところだ。
どんなストーリーなのか、グダグダと書いても誰も読んでくれない。
配給会社も忙しい。出版社と同じだろう。
企画書も山のように送られてくる。
ぱっと見てわからないようなものに時間は避いていられない。
企画書の冒頭、1行目。
これで企画のすべてがわかる。判断できる。
2行目以降は、すべて「1行目の補足」に過ぎないのだ。
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