【アイデア思考実験002】ワンコインで提供可能な新しい美容サービス

【アイデア思考実験002】ワンコインで提供可能な新しい美容サービス

夕食時、家内から突然、
「どこが変わったかわかる?」
と聞かれた。

既婚者、彼女がいる人のあるあるだ。
わかるか!とは絶対に口にしてはいけない。
離婚を望まない限りは。

どう答えたかはさておき、このとき、家内は前髪を自分でちょっとだけ切った、とのことだった。わざわざ美容室にいくほどじゃないしと。

たまたまだが、翌日、自分も髪を切りに行った。
前回から変えたカット15分3,000円という美容室だ。
最安値=ベストとは限らない。中間値の裏側にある顧客心理

2ヶ月ぶりだったが、ちゃんと覚えていてくれ、すぐに席に通された。

次に考えている本の企画の話題になった。もちろんアイデア出しの本を企画していると答えると、そのまま新しい美容サービスの話になった。

そこで出てきたのが、

「オフィス向け前髪カット 5分500円」

だ。

美容師さん曰く、500円で十分利益が出るとのこと。

オフィス向けのマッサージも、訪問美容もすでに存在している。
また、美容作業に必要なスペースをそのままオフィスで確保することは、時間、清掃などの問題などから難しい。そこで、短時間でかつ、床も汚れにくいサービスはないかと考えたのがこれだ。

前髪だけなので、美容室で設置されているような専用の椅子は不要だ。折りたたみ椅子と、一人分の席が取れるデッドスペースさえあればいい。

社員向けの福利厚生の一貫として、企業側が費用を負担するのもありだろう。

何より、利用する女性にとっても5分なら昼休みを阻害しない。
(予約アプリでもいいし、QRコードを使った整理券でもいい。毎月第◯曜日◯◯:◯◯~と企業ごとに訪問日時を決めておけば、利用しやすくなる)

発想のきっかけは冒頭の話だ。

家内は自分で切ったことが気になり、知り合いの元美容師にわざわざ見せ、「問題がないか、おかしくないか」と確認を取っている。

男性には想像すら出来ないが、女性にとって前髪がどうなっているのかは何より重要だ。いわんや、素人の自分がやったことに不安を覚えて仕方がないという。時間があれば美容師さんにやってほしいのが本音だそうだ。

なお、美容師さん曰く、「めちゃくちゃ需要ありますよ。実際、前髪だけ切りに来るお客さんって多いですから」とのことだ。