誰もが「最高の相棒」を求める世界で、あえて”買わない人”に目を向けてみた

誰もが「最高の相棒」を求める世界で、あえて”買わない人”に目を向けてみた

カスタムキーボード。最近、めちゃくちゃ流行ってますよね。
「最高の打鍵感」「自分だけのオリジナルデザイン」…
聞いているだけでワクワクしてきます。

ターゲットは、もちろん「最高の相棒」を求める人たち。
つまり、自分だけの理想のキーボードを追い求める人たちです。

これが普通のビジネスです。
例えば、あなたがカスタムキーボードの専門店を経営しているなら、

「最高のキーボードで、最高のタイピング体験をしたい」

と考えている人ですね。
ただ、競合他社も同じことを考えています。
このターゲットのまま進めば、熾烈な競争は避けられません。

パーツの品揃えを増やす、価格を下げる、イベントを開催する。
差別化を図っても、すぐに競合も追いついてきます。

発想の転換をしましょう。
だれもが考える「買ってくれる人」ではなく、「買わない人」をターゲットにしてみるのです。

「買わない人」をターゲットにする

さて、あなたはカスタムキーボードの専門店を経営しているとしましょう。
ディズニーランドに行かない私のように、カスタムキーボードを買わない人(層)はいったいどうしているのでしょうか?

そもそも、キーボードなんて使っていないんじゃないの?

それはさすがにないでしょう。
現代において、キーボードは必須アイテムです。

となると、「既存のキーボードで満足している」。
少なくとも、3つのパターンが考えられます。

①「既製品で十分」
②「自作はハードルが高い」
③「興味はあるけど、時間がない」

この人たち(買わない人)にも、ニーズ(問題)が存在しています。

「もっと快適に、効率的にタイピングしたい」

特に②。
自作に興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない。
パーツ選び、組み立て、設定…考えるだけで気が遠くなる。

このニーズに応えてみるのです。
キーボードの「販売」ではなく、「カスタムキーボード体験」を提供するサービスです。

キーボードの販売という元のビジネスからは離れていますが、
少なくとも、販売のときの競合とは別の次元に立つことができています。

具体的なサービス例

カスタムキーボード体験ワークショップ:
初心者向けの組み立て体験や、専門家によるアドバイスを提供する。
パーソナルコンサルティング:
個々のニーズに合わせたパーツ選びや、最適なキーボードの提案を行う。
完成品レンタルサービス:
様々なカスタムキーボードを試せるレンタルサービス。

これらのサービスを通じて、
「買わない人」にカスタムキーボードの魅力を伝え、新たな顧客層を開拓することができるでしょう。

まとめ
「買わない人」に目を向けることで、新たなビジネスチャンスが生まれます。
固定観念を捨て、発想を転換することで、競争の激しい市場でも独自のポジションを築くことができるのです。

さあ、あなたも「買わない人」に目を向けて、新たなビジネスの可能性を探ってみませんか?