【人件費を限りなく0へ】人を雇わないビジネスモデル

【人件費を限りなく0へ】人を雇わないビジネスモデル

 

すっかり、デフレに戻りました。
牛丼チェーンが低価格商品を復活させ、100円チェーンが出店スピードをUP。デフレはデフレに合わせた経済が活発に動きます。

こうした時勢の中、相変わらず人の確保が大変です。

時給はすっかり高止まりですが、少子高齢化に歯止めがかからない以上、発想を変えていかにして人を雇わないか、を考えるときです。

人を雇わない

2つご紹介します。
一つは、ソフトバンクが提供するペッパー君。
http://www.softbank.jp/robot/special/pepper/

様々なニュース媒体でも取り上げられていますが、注目すべきは月額費用。

法人向けで月額55,000円から。
人を雇う場合だと、交通費相当分です。

利用方法は多岐に渡ります。

・介護施設向け「レクリエーション」
ペッパー君が話相手になることで、人手不足に悩まされている介護施設では、職員がその他の業務に集中することができているそうです。

・受付機能
鉄道会社での案内や企業の受付に設置。
多言語プログラムを導入することで、外国人の対応も可能に。
→ 英語ができる人を雇うことに比べるとはるかに低コストです。

これ以外にも、従来なら接客機能が必要とされていた業務に導入することが可能でしょう。

人を雇わない事例、2つめは、美容室のスペース貸しサービス。

美容室の店舗スペースをフリーの美容師に貸し出すビジネスモデルです。

予め店舗のWEBサイトにフリーの美容師が登録し、時間単位で予約を受付する仕組みです。

美容室側にとってのメリットは、「空いた時間の現金化」と不足がちな美容師のカバー。一方のフリーの美容師側にとっては、自前で店舗を構える必要がない点です。

思い出された方もいるかもしれません。
このビジネスモデル、実は百貨店やショッピングセンターと同じです。店舗スペースを貸し出して、そこから収益を上げるスタイルです。

言い換えると【サービス業】 → 【不動産業】へのモデルチェンジですね。

このビジネスモデルは、「オンデマンド・エコノミー」と呼ばれ、米国ではすでに始まっているサービスで、国内でもニフティが実証実験を開始しています。

 

サービスクオリティのマネジメントがカギ

ご紹介した2つの事例ともに、カギはマネジメントです。
ビジネスは、効率化すればするほど、その「コントロール」がキモになります。

なぜなら、効率化されたサービスに対して「顧客が当たり前」に思うから、です。100で提供されていたものが90になってしまうと、人間ほぼ必ず「マイナス」に感じます。

詳しくは、顧客の気持ちを知る【心理会計】人間の欲求リスト30をお読みください。