ビジネスで絶対に考慮しておくべき【価値観22種類】
- 2023.02.22
- コラム
来月13日からマスク着用が個人の判断に委ねられることが決まりました。
マスクの着用について/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html
この3年間、マスクをつけることが「当たり前」になっていましたが、ようやくどちらでも良いことになったわけです。
マスクの効能そのものは賛否両論ありますが、この変化によって、少なくとも私たちにとって変わるものがあります。
価値観です。
人間には22種類の価値観がある
無論のことですが、マスクをするしないはこれまでも個人の判断によるものでした。法的な拘束があったわけで、義務であったわけでもありません。
多くの人にとって、マスクをしておいたほうがいいだろう(もしくはしたい)という価値観に基づいた行為です。
(同調圧力の面も否定できませんが、これに従うかどうかも価値判断の1つです)
こうした価値観には、ビジネスにまつわるものでは、少なくとも以下のような22種類が存在しています。
個々の詳細な説明は不要でしょう。
例えば、スピード。
速さです。速いものに価値を感じる。
車で言えば、スポーツカーがそれに当てはまります。
他には、オリジナリティ。
一般化された、誰もが持っているものではなく、自分だけのものに価値を感じる、といった具合です。
価値観を変える
既存の商品・サービスの本質はそのままに、価値観を変える。
新しいビジネスを生み出す切り口の1つです。
例えば、「自然志向」。
コロナ禍の3年間でブームになったものに「キャンプ」があります。
森の中、ゆっくりとした時間を過ごしたい。
特に都会生活をしている人にとってはたまらない一時です。
キャンプに行きたい。
とはいえ、準備は大変です。慣れた人であれば、道具もキャンプ場での立ち振舞も慣れたものでしょう。しかし、初心者の人やとにかく忙しくて時間がない人にとっては、大きな負担がかかります。
そうした中で、この自然志向という価値観を既存のサービスに持ち込んだのが、「グランピング」ですね。
土台になっているビジネスは、もちろん「ホテル」です。
ホテルを土台にして、他にも価値観を変えることができます。
万人受けしないリスク
ビジネスにおけるポイントは、○○という価値があるからといって、必ずしも受け入れられるというわけではない、という点です。
例えば、先端技術を用いた商品。
最先端のものに価値を感じない人にとっては、「へーそうなんだ」くらいで終わるでしょう。
むしろ自分にとって価値のある、例えば古いもの。昭和の電化製品などが欲しいのかもしれません。
つまり、万人受けは期待できないということです。
そして、価値観を変えることで、既存のユーザーが離れるリスクもあります。
商品やサービスが元々持っていた「イメージ」が変わる可能性があるからです。
価値観を変えることのリスクの1つと言えます。
しかし、できれば既存のユーザーも維持しておきたいのが本音です。
そこで、切り口としてありなのが、「バリエーション」を持たせておくこと。
例えば、
「スタイルフィット」/三菱鉛筆株式会社
https://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/gel/style_fit/holder.html
ホルダーとリフィルを組み合わせて、自分にあったペンが作れてしまうボールペンです。
ホルダーは単色・3色・4色・5色。リフィルは、ゲルインク、油性、シャープの選択肢があります。
こうした形式をとっておけば、元々使っていたユーザーをそのままに、上述のリストにもある「カスタマイズ」や「オリジナリティ」に価値を感じる新しいユーザーを取り込むことが可能になるわけです。
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