派遣社員でも契約社員でもない新しい選択肢
- 2018.08.15
- 事例集
RPAが普及し始めていますね。
ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation, RPA)とは、認知技術(ルールエンジン・機械学習・人工知能等)を活用した、主にホワイトカラー業務の効率化・自動化の取組みである。(参照:ウィキペディア)
費用は700万円ほどだそうです。
ほぼ1人分の人件費ですので、規模の小さい企業でも導入可能でしょう。
エクセルの入力作業など、人間がやると単調で、ストレスのかかる作業を文句も言わずにやってくれる事務ロボットです。
とはいえ、やはり700万円は安くない。
別に、ずっと必要ではないし、作業もバラバラだったりする。できれば人で対応したい。
そんなかゆいところに手が届いたサービスがあります。
派遣社員でも契約社員でもない新しい選択肢
「レンタル社員」
http://rental.task-school.com/
名古屋にある株式会社タスクールPlusが運営するサービスです。
その中身が文字通り、1時間単位で社員を貸し出すもの。コピーや力仕事などの雑用や、伝票入力や経理処理、はてはSNSやWEBサイトの更新作業など、細々とした雑務に対応してくれます。
費用は1時間3,000円から。最大8時間まで。
最大のポイントは、必要な時間だけ頼めることでしょう。派遣にしても、アルバイトやパートにしてもどうしてもある程度の期間を雇うことになります。(日雇いだと集めるのが大変)
すると、忙しくない時間などが当然生まれます。はっきりいって、その分人件費がもったいない。
月末や月初、決算時期などの繁忙期だけピンポイントで依頼する。
時間単位の方法では、専門家バージョンがいくつも登場していますが、一般事務系は意外となさそうです。
すでにさまざまなメディアで取り上げられるなど、拡大傾向にある見事なサービスです。
なぜ、うまくいくのか
理由は3つです。
1つは、負担の軽減が明確であること。
時間単位を提示することで、依頼者側も頼みやすいですよね。
2つめは、つめが、ネーミングです。
とてもわかりやすいですよね。だれでもイメージできます。
3つめが、既存ビジネスの範疇外をカバーしていること。
冒頭で事務ロボットが普及し始めているとご紹介しましたが、ロボットを使ってまでやるほど、大量かつ断続的に繁忙ではない。むしろ、波がある。人であったほうが頼みやすいし、
作業も進む。見事に雇用とロボットとのちょうど間を汲み取っています。
効率化はもちろん重要ですが、ビジネスの多くは複雑なものが占めています。ゆえに、効率化推進用のサービスやアプリなどではどうしてもカバーできない範囲が生まれます。
ぜひ、いまあるビジネスで、既存の商品やサービスではカバーしきれない、もしくは割に合わないところを探してみてください。
既存ビジネスによって需要は確認済です。その部分を探しあてるだけでトンデモない金鉱脈になるでしょう。
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