ビジネスモデルのリノベーションはこうする!【4年間で売上が4倍になった】
- 2016.05.03
- 事例集
- ビジネスモデル事例集
どんなビジネスであっても、時間が経過するとだんだん劣化してきます。このことに例外はありません。
そこで新しいビジネスを、となるわけですが、なかなか簡単に思いつかない。じゃあどうすればいいのか。
オススメしたいのは、今のビジネスをリノベーションすること。
短期間で見事な成果を出している事例をご紹介しましょう。
減少する学校向けビジネスに金鉱脈
それは、フォトクリエイトが展開する「スナップスナップ」です。
スナップスナップ
http://snapsnap.jp/
子どもや孫が輝いている写真は、親御さんやおじいちゃん、おばあちゃんにとってはたまらないものです。
この感覚は時代を経ても変わりません。
昔、遠足や運動会などの行事でプロのカメラマンが取った写真は、学校の掲示板に貼りだされていましたが、デジタル化が進む今でも同じ方法を取る学校が多かったとか。そこで生まれたのがこのサービスです。
ネットで会員登録をすると、行事やイベントから写真を選び、買い物カゴに入れるだけ。もちろん、スマホやタブレットでも利用可能です。
デジタル化されたことで増えたメリットは、
・何度でも依頼できる
・過去のものを依頼可能
・プリント範囲を調整することができる
など、アナログではできなかったかゆいところに手が届いています。
2006年12月にサービスを開始したこのサービスは、現在、全国約1400の写真館が、幼稚園から大学まで約3000の教育現場で写真を撮影。
2015年6月期の同事業の売上高は10億円と、過去6年間で4倍に急成長しています。
市場が縮小しているからこそチャンス
少子高齢化で、学校向けビジネスは年々厳しくなっています。
それにまつわる情報をたくさん飛び交っています。
しかし、そこで「もう可能性はないだろう」と諦めてはいけません。
市場が縮小しているからこそチャンスだと考えましょう。
なぜなら、競合が参入していないから、です。
もちろん、採算が取れないのではお話になりません。
ビジネスモデルを考えるにあたっては、
・出来る限り参入コストを下げる
・利用できる資産を最大限活用する
といったポイントが欠かせません。
とくに2つめは重要です。
ご紹介したスナップスナップの場合、運営会社であるフォトクリエイトが持っている全国の写真館とのリレーションを資産として活かしています。自社だけでなく、既存の取引先もメリットがあるわけです。
現在何かのビジネスを行っているのなら、必ずそれを支える資産があるはずです。ぜひ、それを応用して、次の利益へとつなげてください。
- 前の記事
【中小企業必見】お金をかけずに「差別化」する方法3選 2016.05.02
- 次の記事
使い古されているが、意外と忘れているこの【差別化】戦略 2016.05.06