必ず役に立つ!経営者が知っておくべき「収益ポイント」
- 2016.04.29
- 発想法
- ビジネスモデル発想法
「仕事は結構来るのに、あんまり儲からない」
こうした状況に陥ってしまうのは、「どこで利益を上げるのか」がビジネスモデルの中で明確になっていないことが原因の一つです。
収益ポイントには、「5つの上げるポイント」と「3つの収益の種類」があります。
収益を上げるポイント
「他者」、「第三者」、「前」、「後」、「分割」
の5つです。
順にご紹介していきましょう。
他者による支払
商品やサービスを利用する人=お金を支払う人とは限りません。
代表的なのは、孫のために何かを買って上げるおじいちゃんやおばあちゃん。
おもちゃを使うのはお孫さんですが、支払いは祖父母です。
商品やサービスのターゲットに支払い能力がない場合、代わりにだれかいないかと考えてみるのです。
第三者による支払
支払いを第三者にやってもらう。
代表的なのは「広告」ですね。あと、人材紹介業での紹介手数料。
転職者ではなく、採用企業に支払ってもらうタイプなんかもそうです。一つめの他者と違い、支払いを行う第三者に明確なメリットが必要です。
前払い
文字通り先に支払ってもらうことです。
近年一気に増えたコンビニにある各種プリペイドカードや、日頃よく使うSuicaなどがこれに当てはまります。
英会話学校の受講料やエステなどもそうですね。
資金繰りの点で、たいへん有効的な手段ですが、1つ注意が必要です。それは受取った時点ではまだ「売上」ではないことです。
後払い
個人ならクレジットカード、法人なら「掛売り」が代表例ですね。
成功報酬などもここに当てはまります。
顧客側にとっては大変メリットがありますが、提供側には「回収リスク」がともないます。
自社だけで実行せず、クレジットカード会社や回収・決済代行会社と連携した上で取り組む必要があります。
分割
後払いと同様に、回収リスクがともないます。
ただし、リスクがある分、顧客にとっては大変ありがたい支払い方法です。
とくに高額な商品やサービスの場合、決済代行と組み合わせて、顧客の支払い負担を減らすことが売上増加に繋がります。
収益の種類
「仲介」、「販売」、「賃料」
の3つです。
仲介)商品やサービスの売買やレンタルなどの仲介を行ない、仲介手数料を得ること
販売)文字通り、商品やサービスを販売すること
賃料)商品やサービスを貸し出し、その手数料を得ること
ここにもう一つ。インターネットビジネスでよく使われる「広告」が入ります。
さきほどの5つの収益ポイントとこの4つの収益の種類を組みあせて、どのような形で
利益が上がるようにするのか。
これらがビジネスモデルを考える上で欠かせません。
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