使い古されているが、意外と忘れているこの【差別化】戦略
- 2016.05.06
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他社との差別化をどうすればいいのか。
これほど情報が溢れる今、「差別化」はそう簡単ではありません。
何かいい方法はないのでしょうか?
実は使い古されていますが、いまだに一定の効果を持つ差別化戦略があります。
とことん専門的に
そんなときは、ぜひ今のビジネスをとことん専門的に「尖らして」みてください。
そうすることで思わぬ可能性が出てきます。
そもそも専門的にとがらせるとはどういうことか。
私たちの身近なところにいくつも成功事例があります。
例えば、ラーメン屋さんです。
つけ麺専門っていう店を見たことはありませんか?
ラーメンの種類の一つである、「つけ麺」だけに絞っています。
こうすることで生まれるメリットが2つあります。
1)ブランド化しやすい
2)メニューが少ないので、コスト管理がしやすい
さすがに、つけ麺はあちこちにあるので、厳しい面もありますが、多くのカテゴリーではまだその可能性が残っています。
他にもあります。例えば、本屋さん。
工業や科学技術といった専門書に特化した本屋さんが存在します。出版不況が続く今、どこの本屋さんでも「売れている本」を置いています。結果、金太郎飴状態。
本を求めている人は、ベストセラーだけではありません。
大学や企業の研究室で日々専門的な研究を行っている人もいるのです。
専門的な本は発行部数も少ないため、「電子化」されることも少なく、ブックオフなど「リサイクルショップ」でもそうそう見つからないこともあります。
つまり、紙の本が必要なわけです。
こうした少ないとはいえ、一定の需要にめがけて、専門特化するわけです。
ラーメン、本以外でもリラクゼーションサロンなどでも、ヘッドスパ専門などが登場しています。
それでもマネをされるので
単純に専門的に特化して終わってはいけません。
いずれ、マネされるからです。
そのために欠かせないのが、提供プロセスの差別化です。
さきほどの本屋さんの事例で言えば、例えば有名大学の関連テキストならすべて置いてあるなどです。
こうしたことを実現しようとすれば、大学とのリレーションが絶対不可欠です。
つまり、単に専門図書を取り扱うだけではなく、その仕入れから販売までのプロセス自体を差別化しておく必要があるのです。
プロセスの構築は最初から
提供プロセスは、専門特化されたビジネスのスタート時点から設計に組み込んでおきましょう。
このことが、規模の拡大にともなって競合の参入を防いでくれます。
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