ノウハウを売るビジネスモデル

   

2070cf0cd5d3b59f3985711ddd1993dc_sビジネス形態には、知識集約、労働集約、資本集約の3つがあります。

知識集約は、コンサルタントのような知識を集めて成り立つもの。労働集約はITや建設、飲食店などのように一定の人を集めることで成立。資本集約は、公共施設、電気ガス水道のように、予め設備に資本を落としてそれを回すことで成り立つもの。一般的な製造業もこれにあてはまります。

ご紹介する事例は、この集約形態をチェンジした事例です。
資本集約であったものを知識集約に変え、成果を出しています。

 

5日でプロのパン屋になれる

「リエゾンプロジェクト」
http://www.liaisonproject.jp/

1986年創業のパンメーカー、株式会社おかやま工房が提供するパン屋として独立するためのサポートプログラムです。

パン屋になるためには、当然パン職人としての長い経験が必要です。ところが、このプログラムでは、たった5日で無添加生地の製パン法を学べるのです。もちろん、講義をするのは長年の経験を積んだプロです。

このプロジェクトは、パン作りに止まらず、独自の小規模店開業までサポートしています。その特徴は、「フランチャイズではないこと」。

ロイヤルティも経営指導もない一方で、独自の考えで店舗運営を進めることができるようになっています。

パンを製造し、販売するという資本集約から、パンの作りかたを教える「知識集約」に変えた好例です。

なぜ、うまくいくのか

理由は2つ。
1つめはその短さ。
独立してパン屋を開きたいと考えたとき、普通はどこかのベーカリーに何年も修行に行く必要あります。ラーメン屋さんと似ていますね。

修行期間中は十分な収入も期待できません。また諸事情があった場合、毎日行くことも難しいかもしれない。わずか5日であれば、どのような事情を抱えている人にも可能性が広がります。

もう一つは、FCではないこと。
ロイヤルティと言えば、コンビニを代表とするチェーン店を思い出しますが、あまり良い評判を聞きませんよね。

パン屋さんの平均的な利益率は7%程度、年収では350万円ほどと言われています。ここへロイヤルティが発生すればかなり厳しいものになってしまいます。

パン屋として独立を目指す人向けに、こうした細かい配慮がある点が成果へとつながる要因です。

この事例から考えるビジネスモデルの例

ノウハウの提供型で似たものですでにあるものは、寿司職人。

「東京すし職人」

トップ・フロントページ

最短2ヶ月で、寿司職人として就職可能なレベルまで習得可能だそうです。同じ路線でパン、お寿司以外でもまだまだ考えられそうです。

・WEBデザイン
・プログラマー
・菓子職人
・ライター

など、従来なら技術習得に時間を要していたものを短期間で可能にする。受講者にとっては費用が安く済み、運営側は「回転率」を期待できます。

事例は「資本集約」→「知識集約」でしたが、「労働集約」→「知識集約」のモデルも当然あります。例えば、IT企業でオンライン学習を立ち上げるなどです。

上記の例以外でも、まだまだありそうです。
ぜひ、資本・労働・知識この3つの形態を別の形態に切り替えることで新しいビジネスモデルができないか考えてみて下さい。これまでになかった新たなビジネスチャンスがつかめるかもしれません。

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