コラム

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【思考実験001】カフェ版クラスJ

  • 2024.11.20

「ちょっと時間を潰す」ことが今の都心では困難に https://toyokeizai.net/articles/-/750004 都内のカフェはどこもかしこも混んでいて、ちょっと休むこともままならない。数ヶ月前、こんなニュースをよく目にしました。今もさほど改善していません。 こうした混雑を招く原因の1つとしてよく取り沙汰されるのが仕事や学習で長時間使っている人たち。 コーヒー一杯で何時間も居座られ […]

新規事業や起業に関する本に「肝心なこと」が載っていない理由

  • 2024.11.16

もう8年以上です。 新規事業や起業に関する本に対して、1つの疑問を感じています。 「アイデアの出し方」に関する記述が少ないことです。 (ここで言うアイデアとは、ビジネスアイデアのことを指します) 書籍やコラムの執筆、本サイトの運営する中、ひたすら成功事例の収集と並行して、関連する書籍(新規事業や起業)の書籍やWEBサイトについてほぼすべて目を通してきました。時間がないときでも書店に足を運び、「アイ […]

エルメスで教わった「ブランドの源泉」

  • 2024.10.31

システム会社時代、高級ブランドのいくつかを担当していた。 エルメスはそのうちの1社だった。 受注後、幾度も通ううちに、気になることが出来た。 「ブランド力」だ。 きっかけは、先方からもらった書類封筒だった。 どの会社でも用意されているA4サイズのあれだ。 契約書だったと思う。 捺印され、クリアファイルに収められた契約書を、封筒とともに手渡された。 ふと見ると、(当たり前のことなのだが)あの馬のマー […]

アイデアは「論証」である

  • 2024.10.29

論証なるものを説明する際、もっぱらよく使われる、 ・人間は必ず死ぬ(大前提) ・ソクラテスは人間である(小前提) ・ソクラテスは必ず死ぬ(結論) という三段論法が有名だ。 前提の命題から推論によって結論を導き出す行為が「論証」である。 大前提は、一般的な事柄(人間について)であり、小前提は個別の事実(ソクラテスについて)がくる。また、大前提と小前提に共通の媒概念があり、論証を支えている。この場合は […]

上場を果たす成功者の視点

  • 2024.10.28

システム会社時代、地方のフランチャイズ本部をターゲットにして營業を展開していた。 ある日、提携先のコンサル会社から新たなFC本部立ち上げを検討している建設会社を紹介され、名古屋に赴いた。 FCコンテンツはスポーツクラブだと言う。 コナミを筆頭に大手がひしめき合い、具体的な参入障壁はない分、知名度やブランドが物を言う業界だ。後発参入には優しくない。 今から、いったいどうするのだろう? そんな疑問に対 […]

最安値=ベストとは限らない。中間値の裏側にある顧客心理

  • 2024.10.08

1~2ヶ月スパンで、美容室に行く。 正直なところ、あまり「心地よい」時間ではない。 とはいえ、行かないわけにはいかない。 この気持ちを引き起こす最大の原因は、「時間の長さ」だ。 1回あたり長いところだと、1時間半はかかる。 さっさと終わらしてほしいのが本音だ。 だからと言って、QBハウスに行きたいと思わない。 1度も足を運んだことがないので、誤解も含むが、あの場所は「ブロイラー」になるような印象が […]

B/S(貸借対照表)を感覚的に理解する超・シンプルな考え方

  • 2024.09.30

P/L(損益計算書)と比べると、B/S(貸借対照表)がどうも感覚的につかみづらい。 原因は「お金が流れる方向」。 P/Lは売上高から始まって、まっすぐ下に引き算をしながら降りていき、利益にたどり着く。(図1) 図1 P/Lのお金の流れ 一方、B/Sは、右から左にお金が流れる。(図2) 図2 B/Sのお金の流れ この右→左というお金の流れがB/Sを読みづらくさせている原因だ。 「WEBサイト制作」の […]

なぜ、アイデアはカブるのか?

  • 2024.09.17

新しいビジネスアイデアを考えるごく一般的な流れは次のとおりです。 1)一人の顧客像を設定する 2)その顧客のインサイトから提供価値(解決策)を決める この流れには大きな欠点があります。 あらゆる分野で、ほとんどのニーズが満たされていることを無視している点です。 こうしたニーズがあるのではないか? 検証してもどうやらそのようだ。 でもうまくいくことはありません。 ニーズの確かさは、競合が先行している […]

リスケ中に5,000万円無担保の真水を調達した銀行向け資料の3つの勘どころ

  • 2024.09.17

当時、在籍していた企業の借入金総額は40億。金融機関は11行。 メガから信組まで一通り並んでいました。 リスケに至った理由は法改正。 詳しくは述べませんが、一企業の努力ではどうにもならない事情でした。 にもかかわらず、リスケ交渉開始直後、銀行引受の私募債償還が迫っていたのです。 償還額は5,000万円。当時、私募債はリスケの対象にならないとされていました。手元資金は言うに及ばずです。 そんな中、償 […]

「先行者利益」を勝ち取る経営者が頭の中で考えていること

  • 2023.07.24

大手システム会社時代、フランチャイズ本部にフォーカスして営業をかけていたことがある。いわゆるフランチャイザーだ。(加盟店はフランチャイジー) きっかけはセブン-イレブンの事例だった。 ほぼ定期的に大規模なシステム再構築が行われる。その額が途方も無い。何万という店舗が存在するからだ。一度参入することができれば、以降は手放しで受注できる。そんなことを目論んでのことだった。 ただ、(至極当たり前のことだ […]

いいアイデアが浮かばない根本的な原因

  • 2023.02.28

冒頭から、最近見つけたすぐれたビジネスを1つ。 「miive」/株式会社miive https://miive.jp/ 導入企業ごとにカスタマイズ可能な福利厚生です。 従業員は予め会社から配布されたプリペイドカードをスタバなどのお店で使うと、補助が受けられるというもの。予め範囲や内容が決められた旧来からある福利厚生よりもグッと使いやすくなっています。 「福利厚生」×「カスタマイズ」×「プリペイド」 […]

ビジネスで絶対に考慮しておくべき【価値観22種類】

  • 2023.02.22

来月13日からマスク着用が個人の判断に委ねられることが決まりました。 マスクの着用について/厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html この3年間、マスクをつけることが「当たり前」になっていましたが、ようやくどちらでも良いことになったわけです。 マスクの効能そのものは賛否両論あります […]

面接でぜひ、使ってほしい。【企業体質を一瞬で見抜く】財務的な質問3つ

  • 2020.08.23

新型コロナウィルス感染症の拡大によって、転職活動を開始する人が増えている。 コロナ禍によって5人に1人が転職を検討 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000048195.html 転職にはどちらかといえば、収入アップなど良い意味でのコンテクストが感じられるが、現状のコロナ禍では、転職した直後、もしくは数ヶ月後に思いもよらなかった憂き目に合う恐れ […]

【コロナ不況】セーフティーネットで資金調達する場合の重要な注意点

  • 2020.04.10

不動産証券化業、住宅メーカー、人材派遣業、システム開発業などで計12年間金庫番をやっていました。その経験に基づいたコロナ騒動のセーフティーネットに関する真面目な意見です。 セーフティーネットの申し込み済ませたという話がちらほら出てきているので、今回、重要な注意点をご紹介することにしました。

【コロナ不況】住宅ローンが厳しいとき、銀行に相談しても意味はない

  • 2020.03.24

コロナの影響がいつまで続くのか、依然見通しの立たない状況が続いています。 企業の業績悪化に伴い、失業したり、収入が大幅に減った(これから減る)方も大勢いると思います。 そうした厳しい状況の折、住宅ローンが返せそうにないという話も聞きます。もしそうなったとき、ぜひ検討してほしいことがあります。

【コロナ影響によるセーフティネット5号保証による銀行借入を検討されている方へ】

  • 2020.03.04

セーフティネット5号保証の申し込みに関するご注意です。 先日、経済産業省より、 「新型コロナウイルス感染症に係る中小企業者対策を講じます」 https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200303002/20200303002.html とのお知らせが出ました。 いわゆるセーフティネット5号保証の「特別枠」の実施です。 この申し込みにあたって、注意しておきたいこと […]

ソフトバンクがヤバいと言われている理由

  • 2019.12.17

ソフトバンクと聞けば、携帯電話の会社、もしくはネット回線の会社であると思い浮かべる方が多いと思います。実は、どちらも正解なのですが、正しくは事業投資会社であり、“本業が何であるかわからない”と言われることも少なくありません。 ソフトバンクはソフトの卸会社としてスタートした後、優位性を得られると判断した事業に積極的に参入してきました。そんな同社の勢力が一気に高まったのが、携帯電話事業とブロードバンド […]

人の価値観

  • 2019.12.17

どうすれば、その商品やサービスを選んでもらえるのか。 以前は、「問題を解決する」この1点だと考えていたときもある。どうやらそうではなさそうだと気づいたとき、1冊の本を思い出した。

Amazonの循環図を作る4つの手順

  • 2019.12.11

この図をご覧になったことありますか? かのアマゾン創業者のジェフ・ペゾスがファミレスで仲間と書き出した図です。 アマゾンというビジネスの仕組みを描かれています。 ぱっと見ただけでも、見事にアマゾンの仕組みになっていることがわかりますよね。まさにビジネス=システムです。 システムのように「回る」ために必要な要素がきちんと描き出され、そして、回るために必要な要素がすべてつながっています。

1週間でうまい文章がかけるようになる方法

  • 2019.12.11

文章が苦手という方はたくさんいらっしゃいます。 いまでこそ偉そうに本を書いていますが、当初は本当に文章の書き方に悩んでいました。 何かいい方法はないだろうか。散々悩み、トライアンドエラーを繰り返す中で見つけた方法をご紹介します。

アイデア発想の大敵【思考のワナ】の避け方

  • 2019.12.11

アイデア発想の大敵。それがこの「思考のワナ」です。 時間をかけ、必死の思いで考え出したアイデア。 それがどうも「ピン」とこない出来になっている。 もしくは、これだと思って進めていった結果、どうにもうまくいかない。よくよく見直してみると、「思い込み」が潜んでいたりする。 きっとこのような経験があると思います。 なぜ、こうしたことが起きてしまうのか。 その最大の原因、それこそが「思考のワナ」なのです。

LP(ランディングページ)に絶対必要な5つの要素とは?

  • 2019.12.10

集客に欠かせないLP(ランディングページ)。 どのように作成すればいいのか、悩んでいる方はたくさんいると思います。 LPページを集めたサイトなどを見ると、まさに百花繚乱。 一体何を書けばいいのか、?です。 そこで、イーロン・マスク氏が提唱する「第一原理思考」に基づき、100件近いページを分析して必ずこの5点だけは必要というものを抽出しました。

【発想力】を格段に引き上げてくれる意外な本とは?

  • 2019.06.08

3日と開けず、本屋に通う、「本のバカ」です。 本屋に行かないとイライラするくらいですから、相当だと思います。 おかげで、電子書籍だけでも200冊以上、紙の本は机の上に乱雑に積み上がり、なかなかの「ジェンガ」状態。 そうした文字通り、山積みになっている本の中には、「発想力」に関する本も何冊もあります。 しかし、経験的にいわゆるビジネス書から恩恵を受けた記憶がありません。 発想力に役立つ本は、実は別の […]

ビジネスアイデアが思いつく背景と今考えているアイデア

  • 2019.05.27

コンサルティングやセミナーなどで話をしているとき、 自分に対して、よくもまぁこんなアイデアが出てくるなと感心することが度々あります。 (自慢ではないことは読み進めて頂ければわかります) 受講された方からももちろん、です。 果たして、そのアイデアが成功するかどうかはわかりません。玉石混交です。ユニクロの柳井さんがおっしゃるとおりで、10個のうち1つ当たれば十分です。 だからというわけではありませんが […]

売上が伸び悩んでいるとき、ぜひ見直したい。ビジネスモデルの4つのポイント<前編>

  • 2018.08.27

今やどの業種・業態の成熟化しており、多くの経営者が「売上が伸びない」と悩んでいます。広告を打っても、そうそう成果がでることもない。一体どうすればいいのでしょうか? ビジネスモデルを見なおそう ありとあらゆるビジネスには必ずビジネスモデルがあります。どれほど小規模や零細であってもです。 例えば、大手企業の下請けとして定期的に受注をもらい、仕事をこなしているケース。一度契約してしまえば、安定して売上が […]

キャッシュを制するものがビジネスを制する<CCCとは?> ※計算式入エクセルフォーム付き

  • 2018.08.26

キャッシュ・コンバージョン・サイクル(CCC)とは何か 投下したコストを回収するまでにかかる時間のことです。 普通にビジネスを行えば、家賃や人件費、その他経費などのお金が先に出ていきますよね。 その後、サービスなどの価値提供を行なったあと、売上が立ち、売上が回収されて、利益が残ることなります。 このコストを投下してから、売上として回収するまでの日数を、 1)在庫滞留日数(棚卸資産回転期間) 2)売 […]

【銀行提出資料にも使える】最強の資金繰り表_デイリー版 ※エクセルフォーム付き

  • 2018.08.23

資金繰り表です。 エクセル2018で作成しています。 資金繰り表_デイリー版 ※Excel for Mac バージョン16.15で作成 他のフォームと同じく、 ・青字:入力 ・黒字:計算式 になっていますので、【青字】部分だけ入力してお使いください。 また項目についても、自由に変更して頂いて構いません。 現金出納帳だと、全体の動き及び今後の見通しが立てられない欠点があります。 ぜひ、このフォーム […]

コスト削減より利益が出る方法とは

  • 2017.09.30

売上が十分にあるにも関わらず利益、キャッシュ・フローが伴わない、といった財務的な相談を受ける。コストの見直しを徹底的に行なったにも関わらず、というケースだ。意外に見えるかもしれないが、そこには試算表など会計資料からのアプローチである各勘定科目の適正化の限界がある。

「Amazon化する?」人材派遣業の未来

  • 2017.09.02

正社員の有効求人倍率が1.0を超えた。依然軟調な消費者物価指数の動きとは対照的に、右肩上がり状態が続いている。景気全体や被雇用者の立場においては、悪い話ではない。しかし、この数字の意味にはもう1つの側面がある。全労働人口の40%を占める非正規雇用とそのビジネスへの影響である。ここでは、1950年代にアメリカで生まれ、半世紀をかけて一大市場に上り詰めた人材派遣ビジネスの今後について考えてみたい。

遊技機業界がさらに厳しくなる理由

  • 2017.06.29

IR推進法が可決され、公布された。カジノ誕生でもっとも影響を受けるとされているのが、比較的その性質が似ている遊技機(パチンコ・パチスロ)業界である。ターゲットがそれぞれ異なるため、住み分けが実現し、影響は少ないとの見方もあるが、改めて両者を比較してみると、遊技機特有の様々な弱点が浮かび上がり、厳しい状況が避けられないことが伺える。

【Nintendo Switchに学ぶ】既存市場で成功する発想法

  • 2017.06.21

先日発売されたばかりのNintendo Switchが当初計画の200万台(3月末)を達成し、同社史上最大の販売数を誇ったWiiの記録を塗り替えそうな勢いだ。一時期の不調を雲散霧消させるように彗星のごとく現れた異端のハードウェア。こうした商品はいったいどうすれば生み出すことができるのか。

新しいビジネスアイデアを思いついたら確認してほしいこと

  • 2017.06.19

新しいビジネスモデルを考えたいー。そういった相談を時折受ける。本業が安定している先、早急に新しい収益基盤を創る必要がある先などさまざまだが、おおよそ、何らかアイデアのブループリントがある。サービス業に限定されるが、精度をブラッシュアップするために、伝えていることのうち「投入する市場」と「ビジネス個別の要件」についてご紹介したい。

【民法改正】個人保証がなくならない理由

  • 2017.06.17

120年ぶりに民法が改正されるニュースが流れた。主な改正点は「消滅時効の統一」や「法定利率の3%変動」などの5つである。この中で、さほど大きな改正とは言えないものが1つある。「個人保証」である。今回の改正では制度そのものへの変更はない。保証人だけはなってはいけないとよく聞かれるように、一人の人生を狂わすほどの影響を持つにも関わらず、なぜ、継続されるのだろうか。

「声かけ不要」アイテムが定着しない理由とは

  • 2017.06.14

  シェアーズカフェ・オンライン掲載分です。 ブロゴス、Yahooニュース、Biz−Journal等へ配信されています。 先日、ファッションブランドのURBAN RESEARCHが「声かけ不要」の合図となるショッピングバッグを試験導入すると話題になった。TwitterやYahoo意識調査などでの評判は上々のようだ。

【PL(損益計算書)ベースで黒字でも安心するな】本当の利益をつかむなら変動損益計算書が不可欠_2016年10月22日改訂

  • 2016.10.21

売上をどこまで増やせば、コストをどうすれば利益は出るのか、シミュレーションするためのツール、それが変動損益計算書です。 毎月作る試算表のように税務署などに提出するものではありません。自社内で利用するものです。何パターンも自由に作ることができます。  

【かかるコストは最大600円】危ない取引先を見抜く方法7つ_0511改訂版

  • 2016.05.12

中小企業は、上場企業と違い取引先の財務状態を知る手立てがありません。 帝国データや東商といった調査系会社の情報は「リアルタイム」ではなく、古ければ1年以上前のものだったりするため、役には立ちません。 では、いったいどうやって取引先の状況を知ればいいのか。 10年以上に渡る「金庫番」の経験で得た、数字なしに取引先の状態を知る方法をご紹介しましょう。