【他人の力を借りれば利益率は数十倍】”他力本願”型ビジネスモデルとは?

【他人の力を借りれば利益率は数十倍】”他力本願”型ビジネスモデルとは?

 

新規ビジネスを始めたいが、できるかぎりコストを掛けたくない。

そんなときは、ぜひ「第三者の力」を借りるビジネスモデルを
検討してみてください。

※「他力本願」は、本来他者ではなく、「仏の力」のことをいい、
自分中心ではなく、仏様に「任せて」生きていく意味です。

第三者の力を借りるとは

ある目的に対して、予め「参加者」を集めておき、その後、案件を確保。参加者の能力を借りて、案件に対応するという方法です。

例えば、新製品開発に特化している、

Wemake(ウィーメイク)
https://www.wemake.jp/

今までにない、文房具やカー用品などの開発について「プロジェクト」を立て、そこに参加してもらい、提案してもらうというサービスです。

報酬は、提案内容に応じて支払われる仕組みで、参加者次第ではかなりの収益を得ることができる仕組みになっています。

モノづくりだけではありません。

http://financial-note.com/2016/05/10/cutting/

でご紹介したような、ビザスクやサーキュレーションといった新しいカタチの人材系ビジネスではこの方法が用いられています。

このビジネスモデルは、かなり古くから存在しています。
例えば、キャバクラやクラブといった風俗系のビジネス。
(少々ブログのイメージに沿いませんが、ビジネスはビジネスです)予め人を集めておいて、それから顧客を集める。
サービスは、もちろん予め集めた人たちにやってもらいます。

新しいビジネスを始める際、もちろん自力で、自社の資産でやる方法も重要ですが、もし特に差別性の高い資産が見当たらなくても大丈夫です。

そうした能力や資産をもった第三者の力を借りればよいだけなのです。

■どうやって集めればよいのか

ここがこのビジネスモデルの最大のポイントです。
答えは2つ。

一つめは提供する「報酬」です。
報酬と言っても、「お金」とは限りません。少し前まで流行っていた「プロボノ」のように、「能力を活かす場を提供する」ことが報酬になるケースもあります。

とはいえ、基本は収益でしょう。
どのくらいの収益が手に入るのか、それをきちんと示せるかどうかが人の集まり具合を左右します。

もちろん、報酬そのものを自社で用意する必要はありません。
あくまで案件単位、顧客単位で相手側から貰えばよいだけです。

もう一つが、実績
当初はもちろんありませんが、できるかぎり早い時期に「知名度のある顧客」の確保することが重要です。

かのホテル予約サイト大手の「一休」も、事業開始後すぐに提案を試みたのが新宿にある「パークハイアット」だったそうです。
あのパークハイアットがやっているなら・・・・と他のホテルも参入したそうです。

■このモデルの注意点

こんなに簡単ならすぐにできるな、と早合点しないでください。
簡単な分だけ、当然「参入されやすい」のです。

そこでカギを握るのが、「品質」です。
集まってもらう人たちのレベルとも言えます。

誰でもいいとはいきません。
ビジネス立ち上げ時は、仕方がありませんが、少しづつレベルアップを図る仕組みや管理機能が欠かせないでしょう。

そうしないと、量の勝負になってしまい「価格競争」に陥ってしまうからです。できるかぎり、カテゴリーを絞りこみ、かつ高いレベルを維持すること。これがこのビジネスモデルの成功の秘訣です。