【コロナ収束後】こんなビジネスが流行りそうだ_0521_加筆修正

【コロナ収束後】こんなビジネスが流行りそうだ_0521_加筆修正

緊急事態宣言が解除され、少しづつだが、経済が動き出そうとし始めている。

当然気になるのは、これからのビジネスだ。

2020年拡大しそうなビジネス

・健康思考

何よりもまず来るのが、「健康思考のさらなる高まり」だろう。
コロナ前より、睡眠研修など健康に関するビジネスは拡大傾向にあった。

この騒動の結果、さらに広く、そしてさまざまなカテゴリーで伸びそうだ。例えば、「スマートウォッチ」。オンライン医療が一部解禁されたことで、2020年は一気に加速しそうだ。

スマホアプリで受診可能。24時間予約可能で、薬の受け取りは郵送。
オンライン診療アプリ CLINICS (クリニクス)
https://clinics.medley.life/

スマートウォッチとこうした既存のアプリを連携させることで、予防医療の領域まで広がる可能性がある。

・VR&ARの拡充

コロナ禍の中、世界的な拡大を見せたのが「zoom」だ。
所々のトラブル事情を一時抱えたが、それらを乗り越え「デファクト・スタンダード」にになりつつある。

ビデオ会議の次に来ると言われているのが、「アバターロボット」だ。

たとえば、自宅にいながら水族館の展示やショーを見たり、好きなお店でショッピングを楽しんだり。newmeを介せば、そこに行くことと同じ状況が生まれます。離れた場所へ自由自在にアクセスし、見たり、聞いたり、会話をしたり。その可能性も、楽しさも、無限に広がっています。

とある通り、遠隔地にいて様々なことができる。
非常に興味深いケースでは、「釣りアバター」がある。
以下のような技術を用いて、まさに家にいながら、「釣りの醍醐味」を味わうことができるのだ。

力触覚技術

現実の物体や周辺環境との接触情報を双方向で伝送し、力触覚を再現する「リアルハプティクス技術」を用いて、釣りの臨場感をどこでも再現します。釣りをしている時の釣具の振動や、魚に引っ張られる感覚を遠隔で体感することができ、釣り場に行くことなく釣りを楽しむことができます。このシステムにより、釣り上げた魚を実際に食すことや、体力の衰えや肉体的ハンディキャップのある方でも、それを克服してアクティビティを楽しむことが可能となります。

釣りが楽しめるということは、そのほかの体感が欠かせない、例えば「テーマパーク」や「山登り」、「アスレチック」など身体を動かすアミューズメントへの転用も想像に難くない。

また、コロナ禍で大きな影響を受けた「小売業」で導入すれば、「非接触」での接客が可能になる。アバターロボットを店舗に備え付け、顧客は予約した時間にアバター経由で接客を受けるといった具合だ。

高度な技術によって、これまでできなかった、もしくは「もう一息だった」ものが大きく変化しているケースもある。
例えば、

自宅にいながら、仲間とセッションできるオンライン演奏アプリ
ヤマハ「SYNCROOM」。

技術的な改善によってオンライン特有の音ズレを解消し、リアルと同じように演奏のセッションを楽しめるという。

バーチャル空間を使ったオフィスでの会議、学校の授業はすでに一部で始まっている。

バーチャルオフィス「Remotty」
https://www.remotty.net/virtual-office

一般的なビデオ会議とは一線を画して、「周りの声」が聞こえたり、入退室、離席中といった機能を兼ね備えており、さながらいつものオフィスで働いているのとさほど変わらない状態になっている。

VRの拡大は、既存産業に大きな変化をもたらす

上述したフィッシング、オフィス、学校、小売店、など様々な分野が順次VRが浸透していけば、続けて他の業界でも同様のことが起こりうる。

例えば、「旅行」。

VR技術を用いた「パッケージツアー」を組むことも可能だろう。
売上の縮小は否めないが、その分メリットも大きい。

例えば、「手配業務」がなくなる。さらに、旅行中のケガや事故といったリスク。添乗員の負担(添乗員の削減というメリットもある)の軽減のほか、テロや今回の感染症拡大などの想定外のリスクによる「売上減」も回避できる。

また、通常のツアーであれば開催頻度が限られるが、VRであればほとんど「無人」で展開できる。これまでのツアーノウハウを元にして、「世界ふれあい街歩き」https://www4.nhk.or.jp/sekaimachi/のようなコンテンツと、上述した「体感機能」を組み合わせれば、家にいながら旅行を安全に、かつ格安で楽しむことができるだろう。

このほか、旧来、店舗や設備、人員やノウハウがなければ参入できなかった分野も革新的なVR技術によって低資本での展開も可能になりそうだ。

VR技術の拡大を支える「PS5」の登場

2020年年末、いよいよPlayStation5が市場に投入される。

PS5は、PS4の上位機種であるPS4Proを軽く凌ぐスペックを持つ。
20万円相当のハイエンドPCマシン以上だとの話もある。

その驚異の機能を示す指標の1つとして、

PS5に搭載された超高速SSDは、2GBのデータ読み込み(ロード)を0.27秒で完了することができる。

PS4では1GBの読み込みに20秒かかっていたことから、これはかなり大幅な進化と言える。SSDの搭載は機能的な恩恵だけでなく、今後PS5向けに発売されるゲームの自由度や快適性を高めてくれることにもなるだろう。

なおPS5では、パッチの適用の時間削減やデータコピーの必要をなくすことを目指しているとのことで、SSDを利用したあらゆる待ち時間の削減が期待できそうだ。

引用元:GameWith(https://gamewith.jp/gamedb/article/show/95820?from=ios)

とSSD1つとってもその凄まじさが伝わってくる。
PS4でVRマシンが始めて登場したが、昨年時点で400万台ほど。
PS4本体の販売数が全世界で1億台を超えていることと比べると、あまりに少ない。

しかし、処理能力の高いPS5が登場することで、一気にVRが広がる可能性は高い。

参入障壁が変わるかもしれない

緊急事態宣言が完全に終了すれば、すでに一部で再開しているように飲食店などの商業施設に少しづつ活気が戻ってくる。

しかし、東京都が発表している独自基準「東京アラート」に代表されるように、再開後、再び感染者数が増える、もしくは第3派が発生するなどが起きる懸念は引き続き拭えない。グーグルなど大手IT企業が2020年内一杯リモートワークを続けると宣言したように、完全に元には戻らないだろう

となると、これまで通りの部分と、紹介したような進化版との共存が進むだろう。
つまり、「リアル」「デジタル」と「リアルとデジタルの融合」の3つのビジネスフィールドが当たり前のように動くことになる。

結果、棲み分けと融合が進みながら、これまであった「参入障壁」が変わるだろう。
今、新しいビジネスを検討しているのであれば、ぜひこの点に注意、かつ大きなチャンスと見て、検討を進めてほしい。