成功するビジネスモデルと失敗するビジネスモデル
- 2016.04.29
- 発想法
- ビジネスモデル発想法
様々なビジネスモデルを見ていると、成功しているビジネスには共通する要素が見つかります。
ここでは、そのうちの3つのポイントについてご紹介します。
このポイントこそ、ビジネスモデルの「成否」を分けるものです。
ぜひ、チェックしてみてください。
ビジネスに再現性がある
わかりやすい例を上げると、立ち食いそば屋さんです。
駅前の人通りの多いところや駅のプラットフォームに店舗を構え、500円以内で様々な種類のそばやうどん、丼物を提供するビジネスです。
立ち食いそば屋さんのビジネスは、
材料を仕入れ→注文を受け→そばやうどんを作り提供
という流れで構成されています。
1日に何百人とお客さんが来るでしょう。その間、お客さんごとに提供する商品が違いますが同じサイクルが回っています。
これが毎日続きます。
・何百人のお客さん
・そばやうどんを提供する流れ
・セルフサービスによる注文や片付け
といった仕組みによって半永久的にこのプロセスが周り続けます。
このプロセスを強化、安定するために、クーポンを配り次回に来店を促すことなどが行われています。
これが再現性です。
成功事例を転用している
2つめは、成功した事例の仕組みを転用していることです。
有名な事例ですが、ユニクロのSPA。製造小売業というスタイル。
これは家具大手のニトリでも使われています。
自社で製造から販売まですべてを担うことで、外部発注に比べ、
低コストでビジネスを回すことができます。
もちろん、そのまま自社の事業に当てはまるかどうかはわかりません。自社のビジネスに合うよう「調整」が必要ですが、製造小売そのものは確かな方法の一つです。
ニトリもユニクロのやり方をそのまま使っているわけではありません。ニトリの場合、製造と小売だけでなく、「物流」も自社でやっています。そうして、あの前人未到の記録を打ち立てているのです。
収益モデル
3つめは、収益モデルです。
これは一つめの再現性と連動する部分もありますが、ビジネスが動くたびに
きちんと利益が出やすい状態になっているか、ということです。
例えば、そのビジネスを通して年間の利益1000万円を目指しているとします。
さて、現在手がけているビジネスをどれくらい回せば、1000万円に届くのか。
取引1回あたりの利益が50万円だとします。
そうすると、すくなくとも20回は必要です。
ここでポイントになるのが、本当に20回も回せるのか、です。
これが本当に重要です。
ビジネスモデルがこの20回を達成してくれるものなのかどうか、
この検証をぜひ行ってください。
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