困りごとの見つけ方【いまさら聞けない発想の超基本】

困りごとの見つけ方【いまさら聞けない発想の超基本】

アイデアを考えるとき、最初に決めるのが「どんな困りごとを解決するのか」です。(世の中に存在するすべての商品、サービスには必ず対象となる困りごとや悩みが存在しています)

問題は、どうやって見つけるか、です。

そもそも、人はどんなときに困ったり、不満を感じたりするのでしょうか?
あなたはどんなときですか?

例えば、朝会社に向かうとき、電車に遅れそうになった。

探しものが見つからない。

せっかく買った商品が、イメージと違う。

といったこと、あなたにも起きたことがありますよね。
あらためて「困ったこと」や「悩みごと」を確認すると、1つの共通点が見えてきませんか?

そう、すべて「何かをしているシーン」なのです。

会社に行こうとしているシーン。
必要になったものを探しているシーン。
商品を買おう(買った)としているシーン。

何もしていないときでもこうした気持ちは起こります。
例えば、寝不足。忙しくて昨晩はほとんど寝られなかった。

鏡を見ると、白髪が1本生えている。

足の裏に魚の目が出来て、歩くと痛い。

といった具合です。

これらに共通するのは何らかの”状態”になったとき」

こちらも心当たりありますよね。
もしかしたら、今現在がそうかもしれません。

困りごとが発生するのは2パターン

さて、以上を踏まえると、私たちが困ったり、不満を感じたりするときには2つのパターンに分類することができます。

1)行動・・・・会社に行く、商品を買うなど
2)状態・・・・体の変化、環境の変化など

もう少し例を追加してみましょう。

こうした困りごと、悩みこそがアイデアのタネです。

実際、これらのほとんどに対して、何らかの商品やサービスがありますよね。

つまり、困りごと、悩みの発見=チャンス!
次はどうやって解決するか(=商品やサービス)を考えるわけです。

困ったときにはすかさず音声メモ!

私たちは何かに困ったり、不満を感じたとき、「解消すること」を優先します。
とにかく、この状態から抜け出したいと。

当たり前ですね。

結果、たいていのことは、長くても数日、早ければその日のうちに解決してしまうため、何に困っていたのか、不満だったのか忘れてしまっています。

あとから思い出すのは簡単ではありません。

せっかくの「アイデアのタネ」です。
ストックしておきましょう。

オススメの方法は、「スマホの音声メモ」です。
紙やスマホに書くことに比べ、さっと終わらせることができます。
(手書きはオススメしません。あとでどこに書いたのかがわからなくなるためです)

面倒でなければ「文字変換機能」付きのアプリがベストです。
後で文字起こしをするのものちょっと手間ですから。
(AIで文字起こしするという手もありますが)

録音するポイントは、「状況」

困ったとき、不満に感じたとき、どんな状況だったのかを録音してください。
例えば、新しく買った商品を使っていて、

「えっ?! なんでこんなことになっているの?」

と頭をよぎったら、大チャンスです。

スマホを持って、

「◯◯を使っていたら、こんな風になっていてめちゃくちゃ腹が立った」

と吹き込む。

だれかに聞かせるものではありませんから、何と言おうと自由ですが、
可能であれば、5W1Hを意識して吹き込むのがベストです。

・When:いつ
・Where:どこで
・Who:だれが
・What:何を
・Why:なぜ
・How:どのように

とにかくストックしておく。
これが後々トンデモないお宝に変わるのです。