室内化するというビジネスモデル

   

Vegetable-business-model

ビジネスモデルの発想方法の1つに、「場所を変える」があります。戦う場所、つまり「市場」を変える意味もありますが、もう1つ商品やサービスの利用価値を変える意味もあります。

ご紹介するのは、まさに日々の暮らしをする自分の部屋を「畑」に変えてしまうというビジネスモデル。

どういうことだと思われたでしょう。
事例と合わせて、この方式を応用した例もご紹介していきましょう。

 

「おうち農園」という新しいカテゴリー

スマート菜園
https://foop.cestec.jp/

なんと部屋に置く小さな野菜農園です。
その正体は、幅30センチほどの木製のシリンダーケース。
作るのはとても簡単で、栽培カップと呼ばれる1センチほど円形の台の上に、スポンジと種をセットし、水と液体肥料を入れるだけ。

育てられる野菜は9種類。レタス、パセリ、ルッコラ、しそ、ベビーリーフ、アップルミント、バジル、サンチュ、こまつなの9種類など。すべて食べられるものばかり。

肝心な手入れは、センシング機能を使ったスマホ専用アプリで行なうため、仕事や旅行中であっても栽培日数や、水量、収穫時期が一目でわかる仕組みです。

価格は38,800円。50台限定の受注生産は2次分まですべて完売。次回予定分の掲載がないほど売れているようです。

なぜ、これがうまくいくのか

少なくとも4つの理由があります。
まず、植物のある生活は心が和むこと。
これは心理学的にも明らかにされています。

2つめ。育てるという楽しみがあること。一昔前にあった「たまごっち」。大流行しましたよね。ゲームでも主人公を育てるRPGはいつも人気です。同じように、植物を育てるのは楽しい。人間に備わっている根源的な欲求の1つでしょう。

そして3つめ。最大のキーである「手軽さ」。
実際の農園で育てれば大変な手間がかかるが、スマホを使って誰でも簡単にできる。この手軽さこそが成果を出している秘訣でしょう。

4つめは市場規模です。
花の市場規模は、年々縮小していると言われるが、それでも1兆円以上。十分過ぎるほどの大きさがあります。

この公式を使って考えられるビジネスモデルの例

やってみたいけど、手間暇がかかる。もしくは現実的に出来そうにはない。そういう商品やサービスを「手軽」なものに変えることで、大きなビジネスチャンスが生まれます。

例えば、一昔前に流行った「電車でGO」。
電車の運転をやってみたいけど、現実的には無理ですよね。そのニーズに答えて、見事にヒットを収めました。

これ以外にも、

・自分で簡単に楽曲が作れるクラウドサービス
→ すでにあります。
・おうち砂浜セット
・ミニ公園セット
・リゾートセット
・森林浴セット
・お米を育てるセット

なども考えられそうです。
そのままの状態では出来そうにないが、小さくすることで出来るようになるものを探してみて下さい。トンデモない利益を生み出すかもしれません。


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