時短を実現するビジネスモデル

時短を実現するビジネスモデル

 

誰もが忙しい時代です。ゆっくりと何かに時間を割くことも難しい。

例えば、読書。
本を読むためにはとにかく時間がかかります。速読術なるものもありますが、それを身につけるために時間もお金もかかるため、微妙な選択でしょう。
それよりも、もっと端的に読書をすることはできないか。
そうしたニーズに答え、生み出されたビジネスモデルがあります。

良書を選んでダイジェスト化

書籍ダイジェスト化サービス「セレンディップ」
http://www.serendip.site/serendip/

国内書籍から海外未翻訳書籍まで、厳選した良書を3000文字のダイジェストにしたものをメールで配信してくれるサービスです。

本の選定には、元出版社編集長や大学教授、経営者などで構成され、ベストセラーではないなかなか目に触れることがないものも含め、発掘作業が行われます。

メール配信は、週4回。費用は個人のケースで年間30,000円(税別)。一見、高いようにも思えますが、ちょっとしたハードカバーのビジネス書20冊分です。

一方で、このサービスでは週4回✕48回で、計192本分に相当する本を読むことができる。本をたくさん読む人にとってはかなりお得です。すでに会員数6万人も抱えており、一定の成果を出しています。

なぜ、成功するのか

冒頭でもお話したとおり、現代はとにかく忙しい時代。
時短料理なんていうのが一時期流行ったように、できるかぎり短時間で手間を省き、結果を得たい人がたくさんいます。
こうした背景に対して、必要な部分だけを手軽に届けるサービスは間違いなく受け入れられます。

注意したいこと

クオリティをどう保証するか。このビジネスモデルではここが成否を分けます。
網羅的な情報サイト(なんでも載っているが、精度は保証されていない)がたくさん存在する中で、お金をもらうためには高い品質をどう出すかがカギです。また、そのクオリティの高さがそのまま「差別化」につながります。

この公式を使って考えられるビジネスモデルの例

同じ情報系であれば、「旅行情報」が考えられるでしょう。販売を前提としたプランやパッケージとして提案するのではなく、あくまで旅行を組み立てるための「材料」として、旅行先の現地情報(交通、気候、文化、食事処など)を紹介するのです。旅行を考えている人が、それらの情報を組み合せるだけで自分なりのプランができるように。

他にも同じ書籍で、「専門書」に絞ったサービスも考えられるでしょう。例えば、「医療」や「法律」、「システム」など専門家向けに抜粋した情報を届ける。もちろん、各分野のエキスパートによる監修は欠かせません。

そのほかにも次のようなモデルが考えられます。

時短をしてあげるモデル
・ブログネタの配布
・合コンセッティングサービス
→ すでにあります。
・主婦を活用した記事の作成代行1件1500円
→ 上場済み
・30分限定出会いカフェ