ホテル、旅館不足と言われていますが、実際のところかなり偏りがあるようです。

有名な観光地や、東京や大阪、京都といったところはそのとおりですが、少し地方へ行くと、残念ながらそうした恩恵に預かっていないところもたくさんあります。

ぶっちゃけ、宿泊業はそんな簡単なビジネスではありません。
なぜなら、「差別化」が難しいから、です。

しかし、そうした性質をものともせず、いわゆる1泊5万円以上の価格にもかかわらず、高いリピート率を誇るホテルがあります。


ラグジュアリー ✕ 和テイスト

「ラグジュアリー和ホテル 風の薫」
https://www.kazenokaori.jp/

国内屈指の温泉地、伊東にあるホテルです。
JR伊東駅からタクシーで5分。
相模湾を見渡すまさに絶景ポイントにあります。

部屋数は、19とホテルとしてはこじんまりしていますが、すべての部屋が「スイート」になっており、広さはなんと60㎡。

さらに、海が一望できる客室露天風呂まで付いています。
さらに最上階にも貸切の露天風呂(いずれも源泉かけ流し)が2つ(24時間いつでも入浴可能)。

それだけではありません。フロントのすぐ横には、足湯まで完備されています。

まさに文字通り、「ラグジュアリー」です。

なぜ、リピートが多いのか

部屋が広い、露天風呂が付いている。
こうした高級ホテルや旅館は他にも存在します。

また、伊東は、今話題の「熱海」とは異なり、駅前もあまり賑やかではありません。

にもかかわらず、なぜリピートが多いのでしょうか?その答えは、

・一貫したコンセプト
・コンセプトとの整合性が取れたハードとソフト

この2点にあります。

コンセプトは、その名称にあるとおり、

・ラグジュアリー
・和テイスト

です。

このコンセプトに、ハードウェアとソフトウェアがしっかりと「合っている」からにほかなりません。

ハードウェアは、先ほど述べた通り、

・広い部屋
・海が見える露天風呂
・足湯など

そして、ソフトウェアです。
ホテルや旅館におけるソフトウェアには、

・部屋におかれるアメニティ
・料理
・接客

などがあります。
これらがすべて、「ラグジュアリー」かどうか。このホテルの場合、

・駅前からのタクシー代はホテルが精算
・到着すると、ラウンジにて飲み物と軽食を食べながらのチェックイン

といった接客面でも「ラグジュアリー」なのです。

コンセプト=ハードウェア+ソフトウェア。

この一貫性こそが、利用者に対して、安心感を与えます。

なお、必ずしも「高級」である必要はありません。

ビジネスホテルであれば、ビジネスマンに提供するサービスや設備が、例えば出張に来た人が快適に過ごせるコンセプトと一致していれば良いのです。

有名な事例では、東横インやスーパーホテル、ドーミーインといったビジネスホテルがあります。

大浴場や無料の朝食、ホテル内にコンビニ、自動チェックインなど忙しいビジネスマンのかゆいところに手が届いたハードやソフトが提供され、見事すぎる成功を収めています。

ぜひ、これから新規事業を立ち上げたい、既存の事業を見直したいとお考えであれば、まずその「コンセプト」とハード、ソフトにズレがないか、チェックしてみてください。

ここに手を入れることで、思いもよらぬほどの爆発的な利益につながるかもしれません。